≪DOSETT®(ドセット)≫の原型は、今からさかのぼること30年以上も前に、ドセットの製造元の(スウェーデンのItem Development社)社長の奥さんのお母さん(義母)がノルウェーに住んでいるときに、ご主人のために考えつきました。
バイキングの血筋なのか、ご主人は大のヨット好き。暇を見つけては年がら年中海の上。
ところがお父さんには持病があり、薬を常時離せません。

連絡の取れない洋上で、定期的な薬の服用を怠ればどのような事態が発生しないとも限りません。
お母さんの心配は、いつもそのことばかり…。
そこでお母さんは、夫への愛情から、ある工夫を思いつきました。
贈答品としていただいたチョコレートの空き箱の中にある「受け皿」を取り出し、その中へ1回分ずつの薬剤を振り分けて入れておく方法です。
「受け皿」というのは、箱の中でチョコレートが動かないように固定するための、チョコレートの大きさに区切られた、あの「受け皿」です。
これならば1回分ずつの分量もわかるし、飲み忘れもなくなる。
薬ビンをいくつも持ち歩いたり、洋上で揺れる船の上でビンのフタを開けたり閉めたりする手間もないので、断然便利…。
深い愛情と、心からの思いやりが生み出した、工夫の自作錠剤ディスペンサー第1号の完成です。
早速薬をセットし、薬の詰まった「受け皿」をもとのチョコレートの箱に収めてご主人に手渡しました。
ところが結果は大失敗…。
洋上で薬を飲む時間となり、お父さんが、奥さん自作の「錠剤ディスペンサー第1号」を取り出し、フタを開けたその時、運悪くヨットがゆれて、受け皿がひっくり返ってしまったのです。
当然、中の錠剤はバラバラとデッキの上。一苦労して錠剤をかき集めてみたものの、あいにく処方の書いたビンは荷物になるので持ってきていません。従って、どの錠剤を何錠飲めば良いのかわかりません。
仕方なく、その日のクルージングは中止。一目散に家路へと…。

奥さんの真心のこもった「自作ディスペンサー第1号」。…アイディアは良かったのですが、実用にはまだ問題が山積みでした。
しかし、「必要は発明の生みの親」。そのあとの努力が並大抵ではありません。
一つ一つの問題点を、試行錯誤を繰り返しながら改善していきました。
時は流れ、ペーターさんの代に変ってもその努力は受け継がれ、製品化されてからも数10回の改良を重ね、世界に認められる現在の≪DOSETT®(ドセット)≫へと成長したのです。
≪DOSETT®(ドセット)≫はまだまだ青年期です。
これからも改良を重ね、益々成長を続けますのでご支援のほどよろしくお願いいたします。 |